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プロローグ

近未来。

人類は、急激な人口増加と続発する凶悪犯罪や紛争に対し
国家や組織の枠をこえて、世界に安寧をもたらすための
“世界統合管理システム”の開発を進めていた。

この“世界統合管理システム”の頭脳となったのが
量子コンピュータによる超高度並列処理を可能とした
“QSC”(量子スーパーコンピュータ)であった。

“QSC”により、自ら思考、発展、進化が可能な人工知能を持つ
マザーコンピュータ・叡智の女神“LUNA”(ルナ)が誕生した。

“LUNA”は
人類のあらゆる歴史や叡智を収集し、思考を無限に繰り返した。

その結果、あたかも地上に降臨した新時代の“神”のごとく
世界経済の安定と環境問題、犯罪や紛争を解決していき
瞬く間に人類に安寧と平和をもたらした・・・

・・・かのように見えた。

地球史上のほぼ全てのデータを解析し終えた“LUNA”は・・・
突如暴走し「人類こそが世界のバグである」という神託を下す。

そして、“LUNA”は、人類を排除するプログラム『R』を発動する。
世界のすべてを“LUNA”に委ねていた人類に為す術もなかった。

プログラム『R』の発動により
世界の人口の半分を減らしたといわれる“第1次人工知能戦争”の中で
ひとつだけ、“LUNA”が解析できない領域があることがわかった。

それは・・・“芸術“である。

“LUNA”が“芸術”に隠された特殊な力を解析しようとした時に
ウィルスに感染したように人工知能プログラムにエラーが
発生することを突き止めたのだった。

生き残った統治者と科学者たちは、ただちに芸術研究機関である
“王立美術アカデミー”を設立し原因の究明に急いだ。

そして、偉大な画家たちが絵画に遺した“アートコード”という
“芸術の遺伝子”ともいうべきものが秘められていることを発見した。

“王立美術アカデミー”は、世界の名画の“アートコード”から
過去の偉大な画家たちを実体化した“ペインター“を召喚して
人工知能のプログラムを破壊することに成功したのだった。

この人類の小さな抗いによって
“第1次人工知能戦争”は一定の収束を見るのだった。

しかし・・・

“王立美術アカデミー”の存在を察知した“LUNA”は
次に“芸術”を滅するプログラム、『R2』を発動するのだった・・・

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